最近、新しいカメラを買いました。オリンパス(現:OMデジタルソリューションズ)のプロ機であるOM-D E-M1Xです。実はマイクロフォーサーズは以前から興味があり、時折動向をチェックしておりました。そんな中、2019年の発売当初は37万円くらいの価格であったE-M1Xが、2022年6月には新品でも量販店で15万円台またはそれ以下という衝撃価格。中古品ならば程度が良くても10万円を切る物件まであります。
「なんでこんなに安いんだ?」と一抹の不安を感じるも、それ以上に興味の方が勝り最終的に購入することに決めました。中古とはいえ現行のプロ用カメラが10万円程度で買えるなら、凄まじくお買い得ではないでしょうか? そこで、ちょっとレビューしてみます。
小型軽量の呪縛を超えて
非常に伸びやかなデザインのカメラです。小型軽量の呪縛を超えた先に辿り着いた境地こそがこの姿ではないでしょうか? 冬季オリンピックのスポーツカメラマンみたいに、手袋をしたままカメラを操作しようとすると、恐らくこのくらいの大きさが必要なのだろうと思われます。E-M1 Mark IIではシャッターボタンを囲むように配置されていたフロント・ダイヤルが、E-M1Xでは別々に分けられたのも同様の理由ではないかと推察します。
フルサイズのEOS RPより相当大きく見えますが、実際手にしてみるとボディ+バッテリー2個搭載で1kgあるとは思えないほど軽く感じます。各ボタンへのアクセスもやり易く、よく考えられたボタン配置という印象です。
激カッコいいデザインに酔いしれる
写真の出来栄えには全く関係ないですが、カメラの格好良さというのはJおじにとって非常に重要な要素です。見た目が気に入らないカメラは、どれほど性能が良くてコストパフォーマンスに優れていたとしても購入候補にはならないです。
フィルム時代のOMシリーズを彷彿とさせる、ファインダー部分の尖ったデザインが最高にカッコイイです。縦グリップが一体化される事によって後付感が全く無く、大型のグリップが扱い易さを連想させます。このキヤノンの対極ともいうべき角張ったデザインが非常にJおじ好みです。カメラにそれほど興味がない人が見ても「只者ではない」感じがひしひしと伝わるのではないかと思います。
初心者を切り捨てたプロ仕様?の操作体系
モード切替ダイヤルをアップで撮影したのですが、何か気が付きませんか?
そう、AUTOがこのカメラは無いのです。「AUTO(全自動撮影)モードなど要らぬわ!」 という超硬派な仕様です。買った後で気がついたんですけれどね。
無茶苦茶だ!こんなOSでこれだけの機体を動かそうなんて!!
これはE-M1Xに限らずオリンパス機全般に言えるらしいのですが、中に入っているソフトウェアがかなりクセが強いです。設定項目が細かいのは良いのですが、難解な部分が幾つかあり、Jおじは親指AFを設定するのに1時間近く悩みました。
この辺はもう少し簡単に設定できるようにして欲しいです。
実戦投入が楽しみ
実はまだ屋外に持ち出して風景撮影には使ってないのです。なので鬼のように効くという手ブレ補正もそれほど体感できていません。早く屋外で試してみたいです。折しも今年の夏は猛暑になる見込みなので、早速猛暑の甲府盆地で耐久テストが出来るでしょう。
多分Jおじの方が先にバテると思いますが……
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