甲斐市の山奥にひっそりと佇むこの巨鼇山天澤寺(きょこうさん てんたくじ)は武田二十四将の一人、飯富虎昌の菩提寺です。そして武田二十四将の中でも最強と謳われたあの山県昌景が埋葬されているという伝説もあるお寺です。
飯富虎昌は武田信玄の嫡子、武田義信の傅役なのですが駿河の今川攻めで信玄と義信が対立し、義信が信玄暗殺を画策。これが露見すると義信は自害し、これに虎昌も続き自害してしまいます。
天澤寺は元々飯富家の菩提寺で、山県昌景は飯富虎昌の弟(甥という説もある)なので、ここに昌景が埋葬されていたとしても不思議はないというわけですね。
山門
山門が有名ということで写真を撮りにやってきたのですが、結構山奥です。
これがその山門。こんな山奥にこんな立派な山門があることに驚きです。
邪悪を打ち払う仏
山門には仏法を護り、邪悪を打ち払う仏像が安置されています。
摩利支天像(たぶん)
愛染明王像(たぶん…)。
牙がある方が確か愛染明王だと思うのですが、間違っていたら教えて下さい。高い位置に安置してあるので丁度こちら側を見下ろすようなアングルになります。1760年代に作られたそうですが、睨まれているような形相で顔に迫力があります。
本堂
本堂も大きい。来る途中の道が細かったので、まさかこんな立派なお寺だとは思っていませんでした。
紅葉の終わり
イチョウの葉が絨毯のように広がっております。西日を浴びて綺麗なのですが、掃除するのが大変そうです。
地図
お寺の近くは道が細く坂になってるので、クルマでお越しの際はご注意下さい。
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